病気やケガによって身体に障害を負った患者さまに対し、トイレ、着替えなどの身の回りの動作や家事動作といった自宅生活に必要な動作ができるように練習していきます。また、必要に応じて福祉用具を用いて動作がより安全に行えるように調整していきます。
患者様の身体状況や自宅環境によって、手摺りの位置、使用する福祉用具を検討します。その後、動作方法の指導等を行い、最終的に自立(介助量の軽減)に至るよう支援をしていきます。また、当院では3種類の浴室があり、自立度に合わせて対応します。
自宅での役割・趣味活動として、調理を行います。調理場面では、身体状況・自宅環境に合わせ、道具の種類・使用方法を指導し、実用的な動作の獲得を目指します。
当院には自動車運転能力を評価する専用のシミュレーターがあり、自動車の運転を希望される方に対し、運転能力の評価を行っています。(Hondaセーフティナビ)
手の機能回復と共に、復職・趣味活動の再獲得に向けてのパソコン操作練習を行い、必要に応じて自主トレーニングにも導入しています。
個々の障害状態において、上肢の機能回復または残存能力を最大限に活かせるように1対1で訓練を行って行きます。また、装具型機能的電気刺激装置や随意運動介助型電気刺激装置を使用した機能訓練も併せて行っています。
今まで行っていた趣味活動の再獲得や、新たな余暇活動の獲得を目標として、さまざまな作業活動を提供します。